理学部の概要と沿革
概要
福岡大学理学部は、西日本の私立大学では唯一の理学部として1970年に発足し、これまでに9,000名を超える卒業生を社会へ送り出してきました。2020年には創立50周年を迎えました。
この理学部には、高校の教科目の数学・物理・化学に対応した 応用数学科・物理科学科・化学科 と、生物・地学と地球物理分野を総合した 地球圏科学科 の4学科があります。いずれの学科においても、サイエンスの基礎から応用まで、幅広く学ぶことができます。
さらに、2008年には、より専門的な内容を少人数で学ぶ特別な教育形態として 社会数理・情報 と ナノサイエンス の2つのインスティテュートを設立しました。社会数理・情報インスティテュート では、数学をベースにして社会システムや情報ネットワークなど、現代の社会生活に密着した学問を修得します。一方、ナノサイエンス・インスティテュート では、近年新しい素材として注目されているナノ物質について、物理学と化学の2つの視点から学び、研究を行います。
学科 | 教員数 | コース/分野 | 学生定員 | 累積卒業生数 (2019年3月現在) |
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応用数学科 | 27 | 応用数学コース | 65 | 2,640 |
社会数理・情報 インスティテュート | ||||
物理科学科 | 28 | 物理科学コース | 60 | 2,560 |
ナノサイエンス インスティテュート | ||||
化学科 | 25 | 化学コース | 65 | 2,741 |
ナノサイエンス インスティテュート | ||||
地球圏科学科 | 24 | 地球物理学分野 | 60 | 1,106 |
生物化学分野 | ||||
地球科学分野 | ||||
合計 | 103 | 250 | 9,047 |
また、大学院理学研究科も併設されており、「応用数学専攻」「応用物理学専攻」「化学専攻」「地球圏科学専攻」があります。それぞれ博士課程前期(2年)と博士課程後期(3年)に分かれており、前期を修了すると「修士(理学)」、後期を修了すると「博士(理学)」の学位を取得できます。→ 大学院理学研究科のサイトへ
2009年には理学部の新しい5階建て校舎「18号館」が完成し、隣接する従来の理学部棟(9号館)と合わせて、ゆとりある教育・研究空間が生まれました。これらは、ネットワーク完備・100名収容の講義室を含む7つの講義室や、ひろびろとした図書館理学部分室も備えています。
沿革
1970年4月 | 応用数学科・応用物理学科・化学科を設立 |
1998年4月 | 地球圏科学科を設立 |
2008年4月 | 応用物理学科を物理科学科に改称 社会数理・情報インスティテュートおよびナノサイエンス・インスティテュートを設立 |
2009年8月 | 理学部新棟(18号館)が竣工 |